パートナーのおじいちゃんとおばあちゃんは
77年間連れ添った、98歳と95歳のおしどり夫婦でした。
先週、おばあちゃんが他界しました。
少しばかりボケの入っていたおじいちゃんだけど、
おばあちゃんが旅立つ時にはしっかりと気を持ち、
夜中だったのにも関わらず、
おばあちゃんへの愛と感謝の気持ちを伝えながら、手を握って送ってあげました。
おばあちゃんが去り、毎日毎日こういっていました。
おばあちゃんは、女のお友達とお買い物に行ってるけど、
もうすぐ帰ってくるかなぁ??
パートナーのお母さんがおじいちゃんに会いに行った時も、
お姉さんが会いに行った時も、私達が会いに行った時も、
何度も聞いてきました。
おじいちゃん、おばあちゃんは神様が連れて行ったでしょう。と言うと、
その度にエーンエーンと声を出して泣きました。
そんな、覚えているのかいないのかの状態のまま
おじいちゃんはお葬式に参加し、
多くの家族に囲まれて、素敵な時間をすごしました。
一番大きなひ孫が21歳。
その子達も含め、8時間も離れた場所から、ひ孫、孫、娘、などなど、
おばあちゃんを送るためにたくさんの家族が集まりました。
お葬式の夜は、家族みんなでお酒を飲んだり食事をしたりしましたが、
おじいちゃんは特別な施設でないと生活が不自由なので、
その夜におばあちゃんと住んでいた、ナース付きの老人ホームへ帰りました。
おじいちゃんを連れて帰る途中に、おじいちゃんは孫にこう言ったそうです。
おばあちゃんなしでは生きられない。おばあちゃんが居なくて寂しすぎる。
孫にだけでなく、色んな人に何度も何度も言っていたそうです。
おばあちゃんのお葬式から3日が経った昨日、
おじいちゃんはおばあちゃんの元に旅立って行きました。
夕方、ナースホームから救急車で運ばれ、
私達が病院に着いた時は、危篤の状態で、
そのまま帰ってきませんでした。
おじいちゃんはおばあちゃんをきちんと送り届けてから、
また共に居ようと自分もすぐに旅立ったのです。
作られた物語の様な本当の話。
いつもニコニコで優しかったおじいちゃんとおばあちゃんに
感謝の気持ちと、
二人が今また楽しい時間を過ごせていますようにとお祈りします。
ちなみに、
おばあちゃんのお葬式の朝、
パートナーと共に追悼サーフをしました。
その日は、大会志向のサーファーが多く、あまり波に乗れなかったんだけど、
最後の最後に
とってもいい波に乗りました。
大きいセットは競争率が高く、インサイドで小さめのセットに乗っていたのだけど、
そのセットもテイクオフの時は小さかったのに、
メリメリ大きくなって、
掘れあがって、オイルみたいにツルツルで透き通って綺麗な水の上に
ただ立っているだけで良い様な、最高の最高の波でした。
そしておじいちゃんが他界した今日、
大きくてジャンクだった波が落ち着いていました。
気分的に落ちていたし、見た目、私には大きすぎかなと思ったけど、
おじいちゃんのために少しだけと入水。
全然大きくすぎではなく、パドルも楽だし楽しいだけのサーフィンでした。
でもかなり良かったので次第に混み、
その後ほとんど乗れなくなったのだけどね。
それでインサイドに移動して、
多分肩くらいの小さい波を捕まえたんだけど、
それがホレる波で、
チューブライディングに成功。
テイクオフしてすぐストールして、そのまましばらく入っていて抜けてターンという
きちんと チューブに入りました と言える1本でした。
初めての長く留まれたちゃんとしたチューブ。
友達が岸から見てて、姿が消えて、しばらくして出てきたね!と電話で言っていたので、
超興奮しました。
この2本はおじいちゃんとおばあちゃんからのプレゼントです。
一生忘れない2本の波です。
私の好きなサーファー ステフのバレル
母へ チューブライディングってこんな感じ
photo from surfersvillage.com
surfer steph gilmore
おとといの波 私の好きなサーファー アッシャー
PHOTO FROM COASTAL WATCH SURFER ASHER PACEY
2日前。
オフショアぴゅーぴゅーのストーミーコンディション。
今朝は風もなく落ち着いてたよ。