Friday, June 15, 2012

SURFERS

サーフィンは非常に独特なスポーツだと思う。

自然と遊ぶスポーツで、フィールドは地球の持ち物、
地球の生き物で共有している海。
物凄く危険なポイント以外は、
初心者も上級者も同じフィールドで遊ぶことになる。

オーストラリアはもちろんサーフィン大国なので
多くの人がサーフィンやっている。
小さな子で物凄く上手な子も多い。

お金持ちの子は小さい頃からコーチが付いてたり、
学校に行かずいい波を追いかけて家族でバスに住んでいる子もいる。
一般の子でも元ワールドチャンピオンとか
トップクラスのサーファーと海なじみという物凄くいい環境で育つ。
小さい頃から、サーフィンの英才教育を受けている子が
たくさんいる。

日本でも世界で活躍するサーファーを育てようとしたり
サーフィンというスポーツをメジャーにする為に
プロの人たちが活動してるって聞いた。

今現在、子どものサーファーで普通に自然と遊ぶ楽しさだけで
サーフィンをやっている子どもがどのくらいいるのだろう。
少なくても、競技者としてサーフィンやってる人の方が
増えてるって思う。
それをサポートする人も増えてる=そういうことだよね。

でもフィールドは一つなの。
テニスやサッカーみたいにコートを作るわけじゃない。
海が混雑しすぎて、将来人口ウェーブがたくさん作られるかもしれないけど。

競技者としてサーフィンやってる人、
クルーズしてサーフィンやってる人、
上手な人、始めたばかりの人、
こういう色んな人達が同じフィールドでサーフィンやってる。

私はクルーズサーファーで、
自然に触れ、いい波に乗り、楽しー!っていう気持ちと
自分の中で、こういう事が出来るようになりたいと努力して出来るようになることの喜び、
それが私のサーフィン。
ただ純粋にサーフィンを楽しみたい。

そういう私にはプロコンテストだ、プロ育成だ、
そういう環境が、
なんだか素敵な田舎町を大きな都会にするために大きな工事が始まった時みたいな
気持ちになるし、
森から追われていく動物達の様な気持ちにさえなる。

いい波は上手な人達で埋め尽くされて・・・
私の様な物は、あまり良くない波で遊べというの?
動物は身を潜めて住まなくてはいけないの?

自然と共に楽しめるスポーツをビジネス化してしまうのはとても悲しいって私は思う。

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