Monday, August 29, 2011

IMAGINE ALL THE PEOPLE

新しく始まったTV番組 X FATOR
歌のコンペティション。

今はまだオーディションの段階だけど すごい人達だらけ。
世の中には 才能のある人が多いよ。

その中でも 17歳の男の子の歌 みんなの心を打ちました。

彼の上半身と顔は一般男性の様な感じ。
でも、背が小さくて 手も 何か障害があるように見えました。

審査員からの質問 何歳ですか? の問いに はっきりとはわかんないんだけど…。

その後彼は説明を続け、

元々イラクで生まれ、出産証明書もパスポートも 身分を証明する物が何もなく
戦場の真っ只中の町で お兄さんと一緒に 靴箱に入れられて 捨てられていた。 

と言いました。

彼らが孤児院に居た時に、わけもわからず撃たれ、
そのために体に障害があるのです。
オーストラリア人の女性が イラクの子どもを保護している施設を訪れた時に
この兄弟に会い、
とりあえず手術が必要だからと オーストラリアへ連れて行ったんだけど、
そのまま 二人を愛してやまなかったので 母親になったそうです。

映像を見ても分かる様に、この3人の絆は深くて美しい。

そして、この彼が 選んだ曲が『イマジン』
衝撃的でした。

イマジン を知らない人は ほとんどいないと思うけど、
歌詞の意味を 知らない人は いるかもしれないので 私なりに訳してみました。


想像してみて 天国なんてないんだよ。
やってみたら簡単なことだよ。
地獄なんてものも ないんだよ。
ただあるのは 空だ。
想像してみて 世界中の人々が 今日を 生きている。

 
想像してみて "国"なんてない。
難しいことじゃないよ。
何のためにも 殺したり 死んだりすることなんてない。
そして 宗教なんてものも ないんだよ。
想像してみて 全ての地球上の人々が みんな平和に暮らしている。

君は僕に 現実的になれよって 言うかもしれない。
でも、僕だけじゃない。
いつか 君も 僕の様な思いになるといいな。
そしたら 世界は 一つになれる。

想像してみて 領土とか そんなのない。
君にできるかな。
欲も飢えも いらない。
人類はみんな兄弟なんだよ。
想像してみて 世界中のみんなが 世界を共に分かち合ってる。


Imagine there's no Heaven  
It's easy ifyou try
No hell below us
Above us only sky
Imagine all the people
Living for today


Imagine there's no countries
It isn't hard to do
Nothing to kill or die for
And no religion too
Imagine all the people
Living life in peace
You may say that I'm a dreamer
But I'm not the only one
I hope someday you'll join us
And the world will be as one


Imagine no possessions
I wonder if you can
No need for greed or hunger
A brotherhood of man
Imagine all the people
Sharing all the world
You may say that I'm a dreamer
But I'm not the only one
I hope someday you'll join us
And the world will live as one

シンプルだけど こんなにこんなに深い歌。

私のパートナーのお姉さん、だんなさんが遺伝するとてもひどい病気なので
二人の間の子どもを エチオピアから 養子に取っています。

2,3年前に ある人から オーストラリアにも孤児はいるのに何でエチオピアなの?
セレブぶってるの?
という質問されたことがあるんだけど、

黒人の子どもが好きって言ってたけど・・・ ってコレと言った答えを探せませんでした。

でも今なら分かる、先進国の孤児は 食べ物も食べられる、教育も受けられる、
でも 彼らは それ以前の 生死に関わる 孤児なんです。

お姉さんの子どもも 裸のまま箱に入れられ ゴミの山の中に捨てられていました。
兄弟がいたんだけど、お兄ちゃんは亡くなったそうです。

多数の国で 多数の理由で 苦しんでいる人たちがいて
全部を知るのは 難しいけど、自分が 平和の中にいる事は確か。
私はたまたま 日本人という 幸せな人種で生まれただけで
決して 人事と思ってはいけない。

感謝して、感謝するなら 微力だけれど 彼らを救うことに協力したいと思っています。

そして こちらが 気持ちのこもった 最高の IMAGINE BY EMMANUEL KELLY